「厭だね。お前は勉強しないから。金が欲しいんなら勉強せにゃ」
「……」。
(これは、きょうの話)
(こちら、2005年1月14日付け 私のブログ第1回目の話)
落語家の人間国宝・桂米朝さんが、某テレビ局の対談で「演者」の“お勉強”について語っておられた。
もちろん、話の内容は若手落語家の修業の話。
なにせ名人といわれる噺家ですから、その話ぶりは、人を引きつけるに充分、たいへん中味の濃い話でした。
が、話の途中、急にあるモノが脳裏をよぎったのでしょうか、(突然)米朝さん、
「……ネ。なんでもそうでっしゃろ。勉強が大切。これを忘れちゃいけません。競馬だって、勉強せにゃ上手にならんですワ……」。
テレビを観ている(こちら)側としては、この例え(の話)で、「ええっ…!?」となる。
なんでここで競馬が出てくるの。
ははぁん。わかった。
米朝さん、かなりの競馬通に違いない。(了)
5年前、こんなエントリーから私のブログが始まりました。もう何十年も、土曜・日曜のお誘いはすべてお断りして競馬の“お勉強”を続けております。なんとまぁ、私の人生、世間様への“不義理”の多いことか。
2008.04.25