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579 ■残して置いても、所詮あの世には持っていけない

ここのところ連日忙しい。パソコンのトラブルもそうだが、今月の初めに親しい友人の母上が亡くなった。その故人宅のあと片付けで、毎日JR中野駅に通うハメになってしまった。

10年前に、寿司屋をやっていたご主人が先に逝って、その後は老女一人暮らし。びっくりしたのは、故人が遺していった荷物の多さである。ご主人が使っていた物は、そのままだったので二人の荷物(遺品)をあわせると、トラック2台分に相当するぐらいの量である。それも値打ちのあるものばかり。

骨董品屋を呼んだり着物屋に来てもらったりで、まさにお宝びっくり鑑定団になってしまった。
しかし、業者の値段の付けかたは二束三文。着物屋なんぞ3時間かけて鑑定し持っていったのは、着物3枚だけ。値段はたったの2000円ですぞ。当時の値段に換算すると300万ぐらいはする、と友人は話していた。

歳をとると、何でも“もったいない”と言っちゃとっておくが、早めに処分するかして身辺を身軽にしておいたがいい。この世の財産は、あの世には持っていけないのだ。

私は、とって置くものは“何も無い”を自慢している。
by alleysan | 2007-09-19 20:13 | 話題 | Comments(0)


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