私は、競馬ファクターをあまり意識しないようにしているが、ベテラン競馬人は豊富な競馬知識を常にもっている。その知識をRFCデータと合体させ併用すれば、
強力な“武器”になることは言うまでもない。
これまでRFC解読ステップとして第一段階(最小数)、第二段階(最大数)の話を進めてきた。今回はその第三段階のステップになる。ここで間違った解釈を避けるために注意しておきたいことがある。それは、
第一段階と第二段階の条項を
同時にチェックしないこと。あくまでも第一を“主体”とし、第二はその押さえとして使ってもらいたい。
ベテラン競馬人がRFCを使うとき、例えば、同一厩舎や同一馬主の“
多頭出し”の場合、このときは先ず第一段階のチェックで検討してほしい。その結果、第一段階のチェックがその馬に合致していれば、馬券対象馬になる。また、もう一方の馬が第二チェックに合っていれば、その馬も馬券候補になる。また、馬主・調教師が勝負をかける、いわゆる“
勝負がかり”でのライン騎手や、また、“
親子ドン”の場合も同様に扱ってほしい。
RFCで面白いのは、この“勝負がかり”が発見できることだ。たとえば下位にいる馬に勝負がかかっている場合、当然のことながら馬主から周囲の人間、親しいトラックマンや競馬関係者に情報が流され、それらの人たちが馬券を買う。その反応がRFCデータに微妙な“数字”となって表れているのである。
※参考: RFCは少ない点数で馬券を選定できるので、その早見表を載せておく。
■BOX馬券買い目点数表
■1頭軸限定流し買い目点数表