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245 ■競馬でこんなことは、あり得るわけがない…

 きのうに引き続き、朝日新聞(asahi.com/)の全記事を掲載。この事件は競馬に無知な人間に対する警鐘である。真の競馬愛好家なら、こんなバカな話に乗る人間は一人もいない。

■「競馬的中で高配当」と70億円集める 出資法違反容疑

 競馬の勝ち馬を7割以上の確率で的中させる方法で資金運用し、高額を配当するとうたって違法に資金を集めたとして、愛知県警は15日、東京都目黒区東山1丁目の投資顧問会社「東山倶楽部」と関係先の計11カ所を出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで家宅捜索した。同社は全国各地の5000人以上から計70億円近くを集めていたとみられており、県警は運用実態の解明を進める。

 生活経済課と岡崎署の調べでは、同社は昨年、金融業などの許可を得ずに愛知県内の男性から数百万円を違法に預かった疑いが持たれている。捜索先は、同社幹部らの自宅8カ所や本社事務所など。

 同社はホームページで「中央競馬機関投資会員制組織 東山倶楽部」と名乗っていた。独自に開発した予知方式で中央競馬会が開催するレースの勝ち馬を72.5%の確率で的中させ、驚異的な運用実績をあげていると説明。「入会金(元本)に対し5%の配当金を毎月提供する」として、10口10万円~400口400万円で会員を募集していた。

 「もはや競馬はギャンブルでなく、高利回り&高収益を獲得するための財テク」「入会金は目減りすることなく、退会の際には全額返還されるので安心」とも、うたっていた。

 組織は04年10月に発足し、05年6月時点で約4000人が会員になっているとしている。しかし、数カ月前から配当や出資金返還が滞っていたという。

 関係者によると、同社はホームページのほか、多数の勧誘担当者を使ったり、説明会を開いたりして出資者を集めていたという。

 法人登記簿によると、同社は00年4月に設立され、資本金1000万円。投資顧問業やベンチャー企業への投資のほか、コンピューターソフトの開発・販売、CMの企画などを事業内容としている。

 同社の本社事務所への家宅捜索は、この日午前9時10分に始まった。閑静な住宅街にある5階建てビル1階の事務所へ、愛知県警の捜査員10人ほどが立ち入った。窓はブラインドがおろされたままで、中の様子はうかがえなかった。

(2006年11月15日12時58分 朝日新聞)
by alleysan | 2006-11-16 08:29 | 競馬 | Comments(0)


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