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2404 ▼新デザインの<RFC>から一言。 -6-

日本ダービーも終わり、この夏はさらに深く競馬を研究してみよう。

競馬ファンの若い人たちは、競馬の視野を広げる本物の書籍を読んでいない人が多いとおもう。とは言っても今、本屋さんの競馬本コーナーには必勝本ばかりで、良質の書は探しても見つからない、いや消えてしまったといってもいい。

私たち年代の競馬ファンは、むかし数多くの競馬書籍に目をとおしたものだ。 そのなかのひとつ、日本ペンクラブ編・山口瞳選の「競馬読本」(福武文庫・1988年刊)は、知る人ぞ知る名著である。これを編んだ作家の故山口瞳氏は、大の競馬愛好家。年配の方ならご存知であろう。この書に登場する面々も、いずれ劣らぬ競馬好きばかりである。


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目次をご披露すると、

高橋三千綱氏の「少年と見たシンザンの思い出」、石川喬司氏の「人はなぜ競馬をするのか」、沢木耕太郎氏の「運のつき」、寺山修司氏の「モンタヴァル一家の血の呪いについて」、東君平氏の「馬主志願」、岩川隆氏の「世界一の “無事是名馬”がいた(益田)」、畑正憲氏の「かくて栄光を」、木下順二氏の「泰尚義『騎術藻塩草』(1816〔文化13〕年」、早坂昇治氏の「洋式競馬のはじまり」、宇佐美恒雄氏の「ある偉大なる職人―高橋勝四郎伝―」、菊池寛氏の「我が馬券哲学」、澁澤龍彦氏の「群集のなかの孤独」、古井由吉氏の「橙色の帽子を追って―第41回ダービー観戦記」、古山高麗雄氏の「最新韓国競馬紀行」、山口瞳氏の「アポッスル」、鮎川信夫氏の「競馬場にて」。

そうそうたる作家陣による練達の筆が競う「競馬読本」は、最強の競馬アンソロジーである。このうちJRAのHPで触れることができるのは、菊池寛氏の「我が馬券哲学」だ。(見たい方は⇒ ここ をクリック。) ここにあの有名な一節がある。

一、「何々は脚がわるい」と云われし馬の、断然勝ちしことあり、またなるほど脚がわるかったなとうなづかせる場合あり、情報信ずべし、然(しかれど)も、また信ずべからず。


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2012.06.14
by alleysan | 2012-06-14 21:02 | 競馬 | Comments(0)


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