いつもの書店で、これぞという“本”を買った。小躍りするぐらい嬉しい本である。書籍名は、『数に強くなる』(岩波新書)、畑村洋太郎さんが書いた“数(かず)”の本だ。
以前、購入した小島寛之さんの「使える!確率的思考」(ちくま新書刊)も、統計学をわかりやすく書いたものであったが、畑村氏の書も、まさにRFCにピッタリの“使える”本である。
いい本は、ほんの数時間で読了。そして、も一度読み返す。文中で気に入った箇所を引用したい……。
「検証をして仮説が間違っているとわかれば、当然ながら仮説は崩れる。しかし、それでいいのである。「間違える」ということは「価値がない」ということではない。仮説が崩れたら、また新しい仮説を立てて検証すればよい。真実はそのくり返しの中で明らかになっていく。だからこそ、「仮説立証」が大事なのである。そして、仮説を立てたり、仮説を検証するときの強力な道具が、「数」なのである。」
RFCの“数字”精度を高めるため、私がやっていることは、まさに、このことの繰り返しである。