競馬を簡単に言い切ると、馬主は、賞金を稼ぐ目的で馬を買う。その馬を託され調教し出走させるのが厩舎。厩舎も賞金で運営される。
だから、勝つために馬を仕上げ、勝ちを見込んで出走させる。その馬を厩舎の作戦どおり走らせるのが騎手。桁違いの1着賞金を獲得すれば、皆が潤う、という図式。JRAを含め、彼らにとって競馬は、ひとつの営業形態である。
その“道具”になっているのが競走馬。扱う人間の意思でどうにでもなる。馬が経済動物といわれる所以である。ディープインパクトの例をみてもわかるように、可哀想なのは“馬”である。
私は馬が好きだから、これ以上あれこれ書きたくないが、馬を扱う人間も、賞金稼ぎや格付け(名誉・種馬・成績)のためだけに、サラブレットの芸術品といわれる“素晴らしい道具”を、あまり粗末に扱ってほしくないね(と、言ったところで、彼等にとって、われわれは傍観者にすぎないから、何も通じないがね……)。
ここで、明日の朝日杯フューチュリティステークスの前日データを載せましょう。