いま実施しているRFC競馬研修会が、今週あたりで最終章を迎える。
きのうの配信で質問があれば、と問いかけてみた。多数のメールが寄せられた。いま、整理しているのだが、いろいろ細かいところを突いてくる。なかには、考えてしまう質問もある。そんなことで研修会をやってみて、わかったこと、私が勉強になったことも多々ある。
ざっと総括すれば、われわれ老年層がやっていた時代とは、感覚がずれていることだ。まあ、データ的には新しいことを試みているのだが、競馬に対する考えかたの根本が違うようである。
よくはわからないが、どうも競馬を「映像として」とらえている面が感じられる。ひと言で云うなら、人間不在ということである。
一般的に“競馬界”は閉鎖された社会といわれ、一般人が足を踏み入れることのできない別の世界となっている。そういうことで、競馬は、JRAが発信する映像に頼るしかない。それは、それでいまの時代仕方のないことだが、それが高じて“競馬”がテレビのゲーム感覚で捉えられているのは、なにかやるせない想いがする。