JRAから封書がとどいた。
内容は電話投票サービス開始30年周年記念の告知。かんたん言えば、もっと馬券を買ってくださいキャンペーンのお誘いメールである。
いま、30年前の電話投票を知っている人が競馬をやっているとしたら、賞賛にあたいする競馬人である。あのころは、ダイヤル式黒電話でした。
私の記憶では、会員になるための審査・手続きが面倒で、それにかなりの金額を指定銀行に振り込まなくてはならなかった。
馬券を買うときは、電話投票窓口へ直接電話をかけて口頭で馬券種を申し込む。はっきり言って“面倒くさい”のひと言。それよりは競馬場へ行ったほうが早かったのである。
いまはネット競馬が主流。ケータイをつかえば、どこにいても馬券が買える時代になった。競馬をとりまく環境も、ハード・ソフトの進化にともなって便利になるが、競馬界はいぜんとして閉鎖社会の域を脱してないようだ。
まぁ、こう言っちゃなんだが、建造物やシステムの完備より、現実的に競馬ファンがのぞんでいるのは、
複勝の配当をもっとあげることにある。