前にも書きましたが、9年前のこんな記事も私にとって競馬への発奮材料になりました。
香港の競馬王が引退直後に自殺
【香港19日共同】 ニュージーランドから着の身着のままで香港に渡り、競馬で巨万の富を築いたプロのとばく師、ロバート・ムーア氏が18日、死去した。44歳。警察は自殺と見ている。
18日夜、大量の睡眠薬を飲んで台所のガス栓を開けたまま死亡しているのを、訪ねてきた前妻が発見した。遺書は見つかっていない。
8年前に香港に渡った際の全財産は5オーストラリア㌦(約四百五十円)だったが、その後、独自のコンピューターソフトを使って競馬で勝ち続けた。
昨年、香港競馬会が大口顧客のために設けている個人口座が限度額の二千百万香港㌦(約三億千五百万円)を超えたが、競馬会に掛け合って個人としては初めて複数の口座の所持を認められ、話題となった。ことしの八月、かけ事からの引退を声明していた。
(1997.10.20 デイリースポーツ紙)
気がつかなければ見落としてしまうような小さな記事でしたが、世の中には競馬で巨万の富を築いている人も現実にいるんだ、と当時思いました。