いつものように私の本棚からの引用です。
「……競馬場のボードやテレビを見て、馬単でも枠連でも、思ったよりも売れているオッズの低い目に注目しなければいけません。
必ずと言っていいほど、思っていたより売れていた馬券でレースは決まるのです。
「なんだこれしかつかないのか……」なんて、他の目を狙ってはダメです。
もう一度言います。
本命でも穴でも、思ったより売れている馬券でレースは決まるのです。
(安部譲二著「馬主だけに儲けさせるな」ハルキ文庫・角川春樹事務所より)
私の好きな作家である安部譲二さん。経歴は皆さんもご存知でしょう。
安部さんのウマ本は、私の周波数と同じ回路で動いています。だから肌が合います。
ほかには「いつも心にギャンブルを」(同じ出版社)、「極道の恩返し」(文春文庫)。
■RFC確率アップのポイント
安部さんの言われるポイントは、わたくしのRFCデータで云えば
「時差」(時系列の数値差)の部分にあたります。
補足説明を加えると、黒数字で最大数をもつ馬が売れている穴馬です。黒数字の最少数を維持している馬は、オッズが動かないほどの有力馬と考えていいでしょう。ただし、数字の大小で云々できるのは順位12位ぐらいまでです。
RFCデータは、毎週、中央競馬開催当日の12時30分ごろHPに載せていますので、この数値を注意して読み取ってください。
参考例として、昨年の有馬記念のデータをHPで公開しています。上が前日予想、下が当日予想になっています。RFCの読み方を参照しながらご覧ください。